腫れ、痛み

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こんにちは、院長の木本です。

最近痛みや腫れで受診される方が増えてきました。中には来院された患者さんの顔をみた瞬間「痛そう」と受付のスタッフが飛んでくる場合もあります。

お口の周りの痛みや腫れの原因はたいてい口腔内細菌(ばい菌)が原因です。化膿して膿をもってくると腫れてきます。こういう場合はまず膿に対応する必要があります。必要であればCTで本当に膿によるものか診断します。膿が原因であれば切開して排出させたり、口が開くのであれば膿をだすために原因歯をすぐに抜いたり、そして効果があるのは抗生剤(化膿止め)の点滴です。仕事の前や帰りに点滴をうっていかれる方もおられます(スタッフの看護師が大活躍です)。

これらの対応がスムーズにいくと目に見えて患者さんが良くなってくるので歯科医師をやっていて良かったという気分になります。患者さんの表情も明るくなってきますから一安心です。痛みや腫れが引いた時点で原因の除去をしたり、口腔内清掃したり、ご紹介いただいたかかりつけの先生のもとに戻っていただいたりすることになります。

顔が腫れるところまでくれば重症ですからその前に歯科をきちっと受診していただくのが原則です。でも忙しい中、受診がおっくうになるのも自分自身もそうですからわかります。痛みや腫れにはできるだけ迅速に対応して患者さんの日常生活の手助けになればと考えています。

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